小説の世界ですが

今読んでいる小説に大変興味深いものがありますので紹介します。
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「機密漏洩」     文春文庫     濱 嘉之  ¥680+税

 作者は、元警察官(公安畑が長い)ですからそれなりに信憑性が感じられますが、現在の中共の欲しがっている物(完成品ばかりでなく技術・能力)を巡って、暴力団を絡めて国家対国家の暗闘を描いています。小説ですので、多少はデフォルメがされて・若しくはその逆もあるでしょうが実に中共を的確の描いていると思います。昨晩のNHKの番組でも「重慶」の暴挙を描いていましたが、日本のマスコミに見せたのは綺麗な部分だけでしょうがそれでも日本人には想像ができません、共産帝国中華主義は恐ろしいです。この作者の諜報関係の作品の主人公、青山 望は若しかしたら作者の望んだ姿かも。



「水色の娼婦」   文藝春秋・新刊    西本 正明  ¥1700+税

 これまであまり描かれていなかった、第二次世界大戦直前の欧州における日本の諜報活動が描かれています。
出版社勤務後の作者は、ノンフィクション新人賞で作家デビューして、直木賞も受賞している人です。日露戦争を裏舞台で始まるこの物語は、ベルリンの壁崩壊時期に生き延びて言いた女性の(ダンサー・娼婦・スパイ)回顧談をつずっています。物語自体は小説でしょうが、このモデルとなるような事案が当時あったのでしょう。日独伊の三国同盟と日ソ、独ソ、独英の微妙な関係を垣間見ることができるかもしれません。

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この記事へのコメント

2013年10月08日 01:32
今は、宮部みゆきの「泣き童子」
を読んでいます。
これも、面白い
2013年10月09日 10:53
ヘト姉さん

小父さん、この作家のものは「オール読物」などでは読みますが文庫・新刊では読まないです。
女性作家のものは、どかか馴染めないものがあります、イタリア在住の「塩野七生」さん以外は。

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